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宇宙兄弟のランニングマシンテストは何を診ていた?

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こんにちは!メッツBLOG編集部です。

突然ですが、運動していますか?
大人になると日常的に運動する機会がめっきり減ってしまって、
体を動かさないとなぁと感じつつも何もせず運動不足になってしまっていませんか。
もちろん私も御多分に漏れずインドア派まっしぐらな生活を送っています。

そんなインドア生活の楽しみは読書です。
昨今はデジタル書籍が一気に普及しタブレットPCやスマートフォンでも本を読むことが容易になりました。
まぁ、読書とはいっても活字を読むことよりも、圧倒的にマンガを読んでいることの方が多いですが…
タイトルにも挙げました『宇宙兄弟』は、まだ連載中ですがアニメ化や実写映画化されたのでご覧になった方も多いのではないでしょうか。


ランニングマシンテストとは・・・

主人公のムッタが宇宙飛行士を目指して選抜試験を受けた場面で、ランニングマシンで走らされるシーンがありました。
(実写映画でのこのシーン、弊社取り扱いの心電図電極ブルーセンサーが使われていました!)
映画などで体力テストを行う際によく見る光景かと思われますが、
実際に何をやっているか知っている人は少ないのではないでしょうか。

エルゴメーター負荷試験

実はコレ、運動負荷試験というもので、体力測定であれば運動能力の限界値を測る目的で、
健康診断であれば虚血性心疾患や不整脈の診断に使われることもあります。

運動負荷試験には、『マスター負荷試験』『エルゴメーター負荷試験』『トレッドミル負荷試験』の3種類が用いられ、心電図と血圧を測定します。

マスター負荷試験は階段の昇り降りを行う試験方法、
エルゴメーター負荷試験はエアロバイク、
トレッドミル負荷試験はランニングマシンを使用した試験方法になります。
(上記の画像はエルゴメーター負荷試験ですね。)

いずれの試験方法も上半身に心電図測定用の電極と血圧計を装着し、一定の運動または徐々に負荷をかけていきながら、安静時の検査では異常を示さない冠動脈の循環予備力や心機能の予備力を評価する検査です。

マスター負荷試験は、マスター博士が考案した『マスター二段階法』とよばれる運動負荷プログラムで、
検査用の2段の階段を昇降する運動試験です。
簡単にどこでも行えますが、運動の前後で心電図と血圧を測定するため方法のため、
運動中の心電図をモニターすることができず、一過性の不整脈や心筋虚血が発生しても見逃されてしまう可能性があります。

一方、エルゴメーター負荷試験とトレッドミル負荷試験では試験中も心電図と血圧計を装着したままモニターするため、
より安全に最大負荷まで測定することが可能です。

大人になってから全速力で走ったことありますか!?

走る男性
閑話休題、ムッタが選抜試験で行っていたのは全速力で何分間走れるかを測定していましたので、
トレッドミル負荷試験での体力測定ということになります。
運動中の心電図と血圧を観察し、対象者がどの程度までの運動に耐えられるかの限界を測定するテストです。
宇宙飛行士になるには、頭が良いだけではなく体力も必要なんですね。

この運動負荷試験ですが、各自治体が推奨している体力測定として実際に体験することができます。
主にトレッドミル負荷試験とエルゴメーター負荷試験を使用した全身持久力測定と筋力測定を行い、
医師をはじめとした専門家から効果的な運動方法やこれから運動を始める場合のアドバイスなどが得られます。

宇宙飛行士を目指してみようかな、と思われる方は是非お試しあれ…

弊社では、心電図用電極を用途に合わせ各種ご用意しております。
運動負荷試験時の心電図測定には、
ブルーセンサーSPブルーセンサーRブルーセンサーTがおすすめです☆

それではまた!

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